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2012 No.144


「 Allways 三丁目の夕日'64」 監督:山崎 貴 2012


続々編は、東京オリンピックが開催された1964年(昭和39年)で、2Dと3Dの同時公開となった。もちろん3Dで観たが、まぁあまり必要ないとは思われるようでも、東京タワーの先端に手が届きそうだったり、トンボが前の観客の頭の上を飛んでいたりするが、全面3D効果があるという訳でもない。

そんなことより私の世代のオジサン、オバサンには懐かしさいっぱいの映像である。そして、高度成長の真っただ中で、みんな未来に希望を持って元気で明るい気分が嬉しく元気をもらう。特に淳之介と一平と同い年の私としては、特別の親しみを感じる。ベンチャーズのヒットで火がついたエレキ・ギター、バンドブーム、みゆき族は当時よく知らなかったが、ワンピースやアイビー・ファッション、小脇に抱えたVANのショッピング・バッグ、コカコーラ、子供たちがポーズをとるイヤミの「シェー!」やら「ひょっこりひょうたん島」のテレビ放送、街を走るパブリカ、ブルーバードやスバル360、当時の高級車プリンス・グロリアもちらっと見えた。

この年の夏休みに東京・千葉へ遊びに行った私は、ベージュに赤いラインの東海道線「こだま」で行った記憶があるが、新幹線は開通は10月の東京オリンピック前だったと思う?六子が新婚旅行で新幹線に乗るシーンがあるが、新幹線で熱海では近すぎるし京都にでもいったのであろうか?話はベッタベタのよくある人情もので、茶川龍之介一家を中心にエピソード盛り沢山で、笑いと泣かせどころ満載。

 

映画誌[キネマ旬報]恒例の選考委員の投票による2011年ベスト10

【日本映画】1位 「一枚のハガキ」 2位 「大鹿村騒動記」 3位 「冷たい熱帯魚」 4位 「まほろ駅前多田便利軒」 5位 「八日目の蝉」 6位 「サウダーヂ」 7位 「東京公園」 8位 「モテキ」 9位 「マイ・バック・ページ」  10位 「探偵はBARにいる」 11位 「監督失格」とつづく

【外国映画】1位 「ゴーストライター」 2位 「ソーシャル・ネットワーク」 3位 「英国王のスピーチ」 4位 「無言歌」 5位 「ブラック・スワン」 6位 「マネーボール」 7位 「トゥルー・グリッド」 8位 「ヒア・アフター」9位 「灼熱の魂」 10位 「家族の庭」  11位 「ウインターズ・ボーン」とつづく

映画誌[キネマ旬報]読者選出2011年ベスト10

【日本映画】1位 「八日目の蝉」2位 「冷たい熱帯魚」 3位 「一枚のハガキ」 4位 「大鹿村騒動記」 5位 「マイ・バック・ページ」 6位 「ステキな金縛り」 7位 「ツレがうつになりまして」 8位 「アントキノイノチ」 9位 「探偵はBARにいる」  10位 「コクリコ坂」 11位 「恋の罪」とつづく

【外国映画】1位 「ブラック・スワン」2位 「英国王のスピーチ」3位 「ゴーストライター」4位 「ヒア・アフター」5位 「ソーシャル・ネットワーク」6位 「トゥルー・グリッド」7位 「マネーボール」8位 「アジョシ」9位「ザ・ファイター」10位 「猿の惑星:創世記」11位「ツリー・オブ・ライフ」とつづく
■読者選出ベストのほうが、エンターテイメント性が加味された一般的評価である。DVDを借りたりするときの参考にどうぞ

私の2011の邦画+洋画ベスト(順位関係なく観た順)
「ウッドストックがやってくる」「冷たい熱帯魚」「Somewhere」「ブラック・スワン」「奇跡」ツリー・オブ・ライフ◎「ソウル・キッチン」「八日目の蝉」

◎「ソウル・キッチン」
ーードイツ映画には珍しくコミカルなタッチ。そういえば、「バグダッド・カフェ」もドイツ映画だった。トラブルあっても諦めず、また立ちあがる姿がいい。得にソウル系を中心ににアラビックなサウンドも混ぜた選曲がよく、音楽を聴きながら楽しめる映画。
◎「八日目の蝉」ーー赤ちゃんのときに誘拐されて、数年後帰ってきても母親になじめず、 憎むべき誘拐犯だが、逃避しながらも愛情もって育てられ複雑な心境で大人になった娘。小豆島のフェリー乗り場で、幼い時の記憶が蘇るシーンが、グッとくる。小豆島の情景も美しく撮られている。


連載
-AMERICAN PHOTOGRAPHS-88
Pueblo, Colorado

「遅せーな助手は、モタモタすなよ!遅いことは犬でもするで〜、ほんまに」


連載88
Nevil Brothers [Yellow Moon]
1989

1989年頃はバブル期の忙しい頃で、連日夜11時頃まで仕事をしていた。ある日の夜、FMラジオから流れてきた曲を聞いた時、なんかファ〜っと力が抜けて泣けてきたことがあった。次々と来る目の前の仕事をこなすのが精一杯で、毎日流されている状態に「俺は一体何をしているんだろう」と、そんな気分になったのが、このアルバムの4曲目のサム・クックの名曲「A Change Is Gonna Come」である。朗々と歌い上げるサム・クックのオリジナルもいいが、こちらはファルセットのヴォーカルが美しく、心に沁み入る感動的なアレンジであった。早速CDを購入しクレジットを見るとシンセサイザーのブライアン・イーノが参加していて、アーロン・ネヴィルのヴォーカルのバックに漂うサウンドが、曲に深みを出している。そして、チャールズ・ネヴィル抑えぎみのサックス・ソロも渋く、私の最も好きな曲のひとつとなった。

プロデュースが、U2やピーター・ゲイブリルを手掛けたダニエル・ラノアという人で、イギリスの感覚とニューオリンズのファンクが、うまく溶合って従来のソウル・ミュージックとは違うものが生まれ、アルバムの曲ごとにアレンジも多彩である。2曲目のアルバム・タイトルでもある「Yellow Moon」はニューオリンズのブードゥーを思わせる不思議な音色のサックスのイントロに始り、軽やかなビートでネヴィルらしさがよく出ている。3曲目「Fire and Brimstone」はこちらもニューオリンズのダーティ・ダズン・ブラスバンドによるブラスが大活躍のラテン・ビートと躍動するベースがカッコいい曲。ノリのよいハイテンションの曲なので、次のシットリとした「A Change Is Gonna Come」が、メリハリがついてより効果的に聴こえる。

5曲目「Sister Rosa」は、1950年代アラバマ州モンゴメリーのバスで白人女性に席を譲らなかった黒人女性が逮捕されたことをきっかけに、公民権運動に繋がっていく黒人達のバス・ボイコット事件を、若い黒人にも忘れないようにラップにして伝えるメッセージ・ソング。6曲目はボブ・ディランの「With God On Our Side 神が味方」を取り上げている。残響のあるイーノのサウンド・エフェクトが、教会の中の神々しい雰囲気を感じさせて、天使のようなオッサンの美しいヴォーカルに耳を傾けてしまう。もう1曲ディランの「The Ballad Of Hollis Brown」という貧しい農民の家族心中の事件の曲を取り上げている。10曲目「Will The Circle Be Unbroken」はゴスペル、8曲目「VooDoo」12曲目「Wild Injuns」はファンクなどでヴァラエティに富んだ選曲とアレンジで楽しめるアルバムになっている。

SANPO PHOTO 34

暗雲の中、夕日に輝く大阪城。
ドラマチックな光が、
時代劇のシーンに見えてしまった。

 

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