2011 No.140
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WHAT'S

シルクスクリ−ン版画
グループ展のお知らせ

10/31(月)〜11/5(土)
午前11時〜午後7時(最終日は5時

マサゴ画廊 TEL6361-2255
北区西天満2-2-4
(裁判所 西側の細い道を入って北側)


シルクスクリーン版画講座のメンバーによるグループ展です。私は第4回から参加していますが、第11回を迎えました。案内カードで6名の作品をちらっとお見せしていますが、個性いろいろの作品をお楽しみください。私は4点出展予定です。

月曜と土曜のお昼からは、必ず画廊におります。平日もなるべく夕方は居りいます。
また、シルクスクリーン版画に興味を持ち、やってみようと思われる方は是非お越しください。

 


「ライフ いのちをつなぐ物語」  
監督:マイケル・ガントン&マーサ・ホームズ イギリス 2011

歳のせいか、動物や植物への愛着が強くなり、巷の新しいことなどどうでもいいという気分だが、この頃映画を観に行くところは、新しくできた大阪駅のステーション・シネマである。
「ライフ」はBBCの「アース」や「デープ・ブルー」に続く動物ドキュメント・シリーズである。ぐーーっと寄ったり、動物の低い目線で撮ったり、空からや水の中まで、極寒の北極圏や灼熱の乾燥地帯まで、撮影機材もどんどん進化しているのだろうが、このすごい映像を撮るための苦労は計りしれない。

よくTVでも見られる、日本猿が温泉に入っている映像。ご存知でしたか?この映画によると温泉に入れるのは、強いボスのファミリーだけ、それ以外はまわりで見ているだけだそうで、さすがBBCスタッフ、イギリスの特権階級にダブらせている。見どころは盛り沢山でひとつひとうは取り上げられないが、危険を察知するとナナント水の上を走って逃げる「バシリスク」というトカゲ、アッと驚く生きるために進化である。卵を不眠不休で守り、孵化と同時に命を落とすミズタコ、厳しいブリザードから身を呈して子供を守るアザラシ。命をつなぐために、懸命に卵や子供を守る。獲物を捕まえる鎌の手入れに余念がないカマキリ、と思ったらチューインガムのような塊がペチャとくっ付き、ヒュー飛んでいってカメレオンがパクリ、ムシャムシャ。生きることは食べること。

厳しい弱肉強食の世界であるが、食べて、求愛して、子供を守り育て、命をつないでいく動物達の必死の姿が愛おしい。


連載
-AMERICAN PHOTOGRAPHS-84
New Orleans, Louisiana

若き頃のマーロン・ブランドが主演した「欲望という名の電車」(1951年)のイントロで、
行き先が [DESIRE] とかかれたニューオリンズの市電に、ビビアン・リーが乗るシーンがあった。
モノクロ映画なので、24年後に撮ったこの電車は色や型が50年代と同じかどうかは
わからないが、映画を思いおこした。


連載84
The Butterfield Blies Band [East West] 1966年

50年代隆盛を極めたブルースも、60年代には次第にR&Bにとって変わられつつあった。しかし、イギリスでは、ジョン・メイオール、アレクシス・コーナー、ローリング・ストーンズなどブルースをカバーしながら、新しいロックを模索するバンドが次々と現われ、60年代半ばから、ブルース・ロックのムーブメントがおこる。同時期、ブルースの聖地シカゴでもブルースを演奏する白人バンドがおり、それがこのバターフィールド・ブルースバンドである。白人の場合、ヴォーカルがいまひとつブルース・フィーリングが薄いことが多いが、リーダーのポール・バターフィールドは(ハープ)シカゴ生まれで、幼い頃からブルースを浴びて染み付いていて、ヴォーカルとハープは黒いフィーリングを十分に醸している。そしてこのバンドには、マイク・ブルームフィールドエルヴィン・ビショップの白人ブルースを代表する二人の実力あるギタリストで、ツイン・ソロやギターバトルを繰り広げるのが大きな特長である。

ロックはどんどん増殖し60年代後半以降フォーク&カントリー、プログレッシブ、ヘビー・メタル、パンクなどいろんなタイプのものが出てきた。私の場合60年代後半のジミ・ヘンドリックス、クリーム、レッド・ツェペリン、オールマン・ブラザーズなどのブルース・ロックの洗礼を受けているため、音にブルース感がないとどうも入り込めなが、このバターフィールド・ブルースバンドはまさにブルース・ロックの先駆者である。この2枚目のアルバムの1曲目「Walk`n Blues」はロバート・ジョンソンの戦前のアコースティック・バージョンをエレクトリックでビートを強調して蘇らせている。このアレンジ以降のこの曲のカバーは、バターフィールド・バージョンを踏襲しているものが多い。同様にクリームの「Crossroads」、古くはマジック・サムの「Sweet Home Chicago」などもそうで、ロバート・ジョンソンの名曲が数多く取り上げられ蘇っている。

2曲目「Get Out Of My Life, Woman」は、ニューオリンズのアラン・トゥーサンのR&Bから、3曲目「I Got A Mind To give Up Living」はスロー・ブルースでいずれもいい感じである。5曲目「Work Song」は、ナット・アダレーのファンキー・ジャズをカバーしている。ポールのパープが、ブルース・フィーリング溢れカッコいい演奏で、それにつられエルヴィンとマイクのギター・ソロやも炸裂。マーク・ナフタリンもここでは、オルガンのソロをとっている。そして、なんといってもこのアルバム・ハイライトはタイトル曲「East West」である。66年ころは、ヒッピー・ムーブメントが華々しくその頃のサンフランシスコは最高だったであろう。瞑想、悟り、ヨガ、サドゥの精神世界やシタール、タブラなどインド文化に注目が集まり、この曲のタイトルも東西の文化の交流の意味合いである。13分を超える長い曲について行こうとしても最後は集中力が切れてしまうが、イントロはエルヴィンのギターに始り、ポールのハープが続く、その後に出てくるマイクのシタールを思わせるギターが、サイケデリックな音でグッとくる。マリファナの煙がたちこめるフィルモア・ウエストでこんな音に浸るのを空想しながら聴く、そんな思い入れのアルバムである。


SANPO PHOTO 30

10月3日 のすじ雲の空。すっかり秋空のすがすがしい季節となる

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