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WHAT'S

2010 No.123

 

連載-AMERICAN PHOTOGRAPHS-67
Los Angels, California

LA郊外で催された「ルネッサンス・フェア」でクラシックな装いで、クラシックを奏でる人

連載67
Eric Clapton [E.C.Was Here] 1975年

このアルバムは、前号の「オ−シャン・ブルバード」と同時期のメンバーも同じライブ盤である。しかし「オ−シャン・ブルバード」では、レゲエ、ブルース、バラードなどレイドバックな曲で構成されていたが、このライブ盤では、6曲中3曲「Have You Ever Loved A Woman」「Drifting Blues」「Rambling On My Mind」のおなじみのブルースを、ガンガン弾いている。そして、クリーム解散後にS.ウィンウッド、J.ベイカ−と結成したブラインド・フェイスの曲で、唯一入っている彼の曲「Presence Of The Load」とウィンウッドの「Can't Find My Way Home」もう1曲はサザンロックのブギ・ナンバー「Further On Up The Road」である。

何といっても、1曲目「Have You Ever Loved A Woman」である。フレディ・キングでおなじみの曲だが、デレク・アンド・ドミノーズのアルバムに入っていてそのライブ盤でも聴かれる。彼の代表的ブルース・ナンバーである。レコードに針を落とすと…というのは時代を遡る古い表現だが、最初に聴いたときの気分を思い出すと、いきなりからのスローブルース。まるで、オーブンの中のチーズがゆっくりと溶けていくようなイントロである。マリファナの煙が立ちこめるLAロングビ−チのアリーナが、大きなオーブンのようになって、聴衆のみんなはトローンと溶けたチーズになっていたであろう、かっこいいパフォーマンスである。サイドギターのジョージ・テリ−との掛合いも面白く、またディック・シムズのキ−ボードも抑えぎみに的を得て、とても効果的である。

2曲目「Presence Of The Load」も引き続きで酔った気分、イヴォンヌ・エリマンのヴォ−カルがはまっている。そんな気分に浸っていると、ギターリフとともに激しいギターソロに目覚めさせられ、またもどって二度酔いとなる。3曲目「Drifting Blues」はアコースティック・ギターで始る。レコードではこのアコースティックのところまででフェイド・アウトになっていたが、CDでは11分を越えるフルバージョンで収められていて、CDを買い直したアルバムである。アコースティック演奏の後、ジョージ・テリ−のちょっと辿々しいギターの後を受けてクラプトン登場、たっぷりとソロ演奏である。

6曲目「Further On Up The Road」は、アルバム「レイラ」で共演した、デュアン・オ−ルマンのバンドを思わせるノリのよいサザンロックである。1979年の武道館ライブ「Just One Night」にも入っている。かつてブルースを真剣に突き詰めようとして、壁にぶちあたったようなことを雑誌等で読んだことがあるが、このライブ演奏を聴くとすっかり吹っ切れた印象で、自信に満ちたギタープレイを聴かせてくれる。

 

SANPO PHOTO 13

八重桜が散った後の花びらの絨毯。
町内会のお友達にはおなじみのところ。

what's news

森反伸一郎 2010
シルクスクリーン版画展

お越し頂いた方々、どうもありがとうございました
今回は初めてのシルクスクリーン版画だけの個展で、
場所もレストランで、
食事に来られるお客様にも観て頂くという展示でした。

壁面に以前から架けられてあったかのように、
店の雰囲気に馴染んでいました。
最終日にライブが催され、
演奏者の方に版画を気に入っていただきましたが、
私もヴィブラフォン、マリンバやサックスの音が好きですし、
インストルメンタルの音楽と抽象画は、耳と目の違いはあっても、
感じるものというのは共通です。感性が近いということでしょう。
また、次回に向けて制作に励みます。