2010 No.121
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WHAT'S

森反伸一郎 シルクスクリーン版画展のお知らせ
4/5-5/8 AM11:30〜PM11:30[ノーティス・ダイニング]
(阪急宝塚線「川西能勢口」駅前 ラ・ラ・グランデ8F)
http://r.gnavi.co.jp/k321800/


桜満開の頃の4月5日よりゴールデン・ウィークあとの5月8日まで
シルクスクリーンだけとしては初めての個展を開催、新作5点ほど入
10点ほど展示します。
阪急川西の知人のオシャレなイタリアンレストラン「ノーティス・ダイニング」と
その近くのバー
「エクアドル」でも展示します。(夜7時から)
春うらら、そして新緑のさわやかな頃、川西までデートなどいががでしょう。

連載-AMERICAN PHOTOGRAPHS-65
Hollywood, California

70年代に最もカッコよかったスティングレーを、アララー!大胆に改造してまんなー。


連載65
The Band [Music From Big Pink]
1968


ボブ・ディランがバイク事故で、バック・バンドをしていたメンバーは仕事にあふれ、ニューヨーク州のウッドストックに大きなピンクの家を借りて籠り、制作したのがこのアルバムだそうで、バンド名を「ザ・バンド」という人を喰ったような名前でデビューした。映画「イージー・ライダー」でヒッピーを後ろに乗せ、彼等のコミューンへ向かってモニュメント・バレーあたりを走るシーンで流れる「The Weight」が、このアルバムでもっとも人気の曲である。ウエスタンでおなじみの広大な砂漠のなかのモニュメント・バレーの奇岩が夕焼けでシルエットになったシーンの美しさに、シンプルでずっしりとした重さもある渋いこの曲が相乗効果をもたらしている。「イージー・ライダー」を見返す度にうっとりと見入ってしまう。

しかし、「The Weight」以上に好きな曲は、アルバム最後に収められている「I Shall Be Releast」である。これはボブ・ディランの曲で、その他にも「Tear Of Rage」「This Wheel On Fire」と3曲取り上げられている。初めて聞いたのはFM放送で、とても気に入ってまた聴きたくなり、すぐアルバムを買いに行った。ディランのオリジナル演奏は、ギター1本で素っ気無いほどに淡々としているが、ザ・バンド・バージョンは、素晴らしいアレンジである。ゆったりとしたテンポで澄みきったピアノの音と共に、こちらも淡々と歌われているが、バックにキーボードの効果音的なうねる音がいい雰囲気を醸している。「いつの日かいつの日か解き放たれる」と歌われる詩と共に清らかな気持ちになりやる気を喚起されるのは、私だけではないであろう。この曲はザ・バンドのバージョンを聴き惚れてと思うが、ミュージシャンに人気があり、多くのカバー・バージョンがある。思い出すだけでもジョ−・コッカー、スティング、ニ−ナ・シモン、ベット・ミドラー、ウーン?…しか出てこないが、ザ・バンドを越えるアレンジのものはないと確信している。

70年頃は、ジミ・ヘンドリックス、クリーム、オールマン、ストーンズなど激しいめのロックを好んで聴いていたので、このアルバムに針を落としたときは戸惑った。1曲目の「Tear Of Rage」9曲目「Lonesome Suzie」のまるでジイさんが、スローモーションのごとくゆっくりと動いているいるようなテンポにはついていけなかった。今もそのトラウマか、好きになれない曲である。しかし、このアルバムの出現によって、ギターを弾きまくるブルースロックばかりでなく、アメリカ伝統音楽の上にずっしりと根差して渋く老成したようなザ・バンドのサウンドは、ロックの概念に一撃を加え新しい一面を切り開いたといえる。

SANPO PHOTO 11

水面次々と繰り広げられる抽象画

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