2010 No.124
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WHAT'S

連載-AMERICAN PHOTOGRAPHS-68
Tront, Canada

丸みのあるレトロなデザインのトロントの市電。
撮ってから35年を経ているのでもう無いかも。

連載68
Bob Marley & The Wailers [Live!]
1975年


エリック・クラプトンのアルバム「オ−シャン・ブルバード」の中の「アイ・ショット・ザ・シェリフ」が大ヒット。一躍レゲエが世界に知られることとなった。そして、ジミ−・クリフの主題曲もヒットした映画「ハーダー・ゼイ・カム」も上映され、レゲエ・ブームが起こり、1975年ロンドンでのボブ・マーリ−のこのライブアルバムにオリジナルの「アイ・ショット・ザ・シェリフ」が入っているので、私も買ってみた。カリブの小さな島ジャマイカのサウンドには、ゆったりとした中にも、USAやUKロックには無い生命力溢れる南国の熱い息吹を感じた。

イギリスのアイランド・レーベルからこのアルバム以前に大きなマリファナをくわえた写真のジャケット「キャッチ・ア・ファアー」と「バーニン」や「ナッティ・ドレッド」3枚が出ていたが、日本ではほぼ同時期に紹介されたと思う。何といっても、ボブ・マーリーの演奏を初めて聴いたのはこのライブ盤だったので、最も思い入れが強い。親しみやすいメロディの曲の「No Woman, No Cry」「I Shot The Sheriff」「Get Up, Stand Up」の入ったB面をよく聴いていた。(CDには「Kinky Reggae」がボーナストラックとして、入っている)A面では、「Lively Up Yourself」が気に入っていた。

来日したときライブにいったが、顔がよく分るほどのかなり前のいい席だった。ワンパターンといえばそうだが、延々と繰りかえされるあのゆったりとしたビートに身を委ねていると、レコードでは得られない高揚感に包まれ、すごく気持ちのよいハイな気分になった。いろんなコンサートに行ったがこの感覚はそう味わえることは無い。ステージのボブ・マーリーを見ると完全にイッテいる表情だった。ファンク・ミュージックでもそうだが、延々と続くビートに身を委ねて揺れていると心地よくなってくるのは、素朴な打楽器のビートに合わせて踊っていた太古の昔からDNAに組み込まれて、今に至っているであろう。ボブ・マーリーは若くして逝ってしまったが、レコードを聴き返すと熱いメッセージに今も元気づけられる。

SANPO PHOTO 14

眼帯をして、伏し目であまり気分がよさそうでもない表情。
ファンタジー・アニメなどに出てくる顔のある、まさにそんな 木


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