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WHAT'S

2010 No.130
昔の学校で紅葉を愛でる。
岡山県備前市にある旧閑谷(しずたに)学校は、1670(寛文10年)岡山藩主、池田光政の命により、庶民の学校として地元のリーダーを育てるために建設が始り、全体が完成したのは光政の死後1701(元禄14年)だが、現存する学校建築物としては世界最古のものとされ、講堂は国宝となっている。
紅葉 には少し早い11月中旬で、楓はまだ赤から黄、緑のグラデーションだったが、木によっては美しく色づいていた。
長年生徒達によって拭き込み、磨きあげられた床が輝く講堂内部。
角度によっては紅葉が紅く反射する。

左写真:中に入ってみると、孔子像が安置された聖廟の前に、
一対の大きな「階の木」がみごとなコントラストをみせていた。
下写真:階の木を右と左から見た様子。色が変わるのが面白い。
下右写真:色づいた階の木の葉。

連載74
Grant Green [Idole Moments] 1963年録音

グラント・グリーンは、1970年頃からはジャズ・ファンクのファンキーな方向に転じたが、60年代は数々のモダン・ジャズ・アルバムをリリースしている、ブルーノート・レーベルの代表的なギタリストである。ジャズ・ファンクのグラント・グリーンが好きだが、モダン・ジャズのブルージーな響きのギターも、もちろん好きである。

特にこのアルバムのタイトル曲「Idole Moments」は、60年代の懐かしいような親しみやすいメロディ・ラインのしっとりとしたアンサンブルに心地よくどっぷりと浸れる15分に及ぶ演奏で、夜聴くのにぴったりで、まったりした気分となる。先月に取り上げたデューク・ピアソンの曲で、グラントのブルージーなギターソロに続き、彼も美しいタッチのピアノソロを奏でる。そして、テナーサックスのジョー・ヘンダーソン登場。ぐっと抑えてむせび泣くソロを聴かせている。その後には、ボビー・ハッチャーソンのビブラフォンのソロが続く。ピアノとはまた異なるきらびやさの中に憂いを込めたソロに聴き入ってしまう。

3曲目はおなじみのMJQの「Django」名曲であるが、ボビー・ハッチャーソンがメンバーということで、選曲されたと思う。このアルバム・バージョンでは、サックスありギターもありの編成で、違う感じで楽しめる。
2曲目「Jean De Fleur」はグラントの曲で、各ソロも短くバンドが一丸となった快適なハード・バップ・ナンバー。4曲目「Nomad」はデューク・ピアソンの曲、こちらも快調にスイングするモダンジャズなサウンドだが、12分を少しこえる長さで各ソロもたっぷり聴ける。長めの曲多いアルバムなので、オリジナルでは4曲だけだが、CDには「Django」「Jean De Fleur」のオルタネート・バージョンがおまけで入っている。

グラント・グリーンは、61年録音ルー・ドナルドソンの「Here It Is」でブルーノート・デビューから2年ほど、ジョー・ヘンダーソンは初リーダー・アルバム「Page One」をこの63年に録音、そしてリー・モーガンの「Side Winder」に参加で、とてもノッていて勢いのある頃。ボビー・ハッチャーソンは初リーダー・アルバムが、66年「Hapning」で、まだそれほど知られていない頃で、これからという若手達のやる気が感じられる当時の新感覚アルバムである。

 

連載-AMERICAN PHOTOGRAPHS-74
Niagara, Canada

ナイアガラ近くの住宅。 かわいい家だなぁとシャッターを切った。
右のガレージには、50〜60年代のちょっとクラシックな車が。
当時は、こんな感じに憧れていたのかなぁ?

SANPO PHOTO 20

鳥が動いた波紋で水面に写し出された姿が、
きれいに 波うつ。

what's news

 

 

上写真:それぞれの異なる色味に染まる木々。右側の写真の石組みは、上の部分が丸くなった「切り込みはぎ式」と呼ばれる、他にないユニークで優しい景観を見せている。
日が当たる上部分の葉は紅く、日当たりの少ない下はまだ黄色から緑色で、グラデーションに。
閑谷学校の南に位置するJR赤穂線の漁港、日生(ひなせ)名物の牡蠣がたっぷり入ったお好み焼き「カキオコ」を食べて帰る。
校門前から覗くと赤と黄の色が少し見えた。