2008 No.105

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WHAT'S

連載-AMERICAN PHOTOGRAPHS-49
Chicago,
Illinois

グレイハウンド・バスのステーションは、街の中心にあり便利だが、初めて訪れる旅行者には、ヤバそうに思えたりするところもある。シカゴには、夕方に着いてそんな雰囲気がした。バックパックを背負ってうろうろ歩くのも嫌だったので、すぐ近くの安ホテルに泊まった。朝起きて窓から外を見るとこんな感じ、どう云う事もないが、夜は、心理的に不安になる。

FREITAG 2008
シルクスクリーン版画展

ご来場いただきましたみなさま、
誠にありがとうございました。
次回に向けて製作に励みます。

Kao Waooh Pink
Silk Screen Print on Paper,
29.5X21cm  Edition 8

「画家と庭師とカンパーニュ」フランス ジャン・ベッケル監督

人生も終盤に近づきかかってきた男たち。一人は画家となり仕事も順調だったが、家族とはうまくいかず妻から離婚を告げられ故郷に帰ってきた、その名キャンバス(ダニエル・オトーユ)。もう一人は地元で国鉄を定年まで勤め上げ、今は、夫婦一緒に毎年ニースでのバケーションを楽しみにしている。家庭菜園と釣りを楽しむジャルダン(ジャン・ピエール・ダルッサン)。

庭師の募集でやってきたジャルダンとキャンバスは幼馴染みだった。それぞれの人生を振り返り、また思い出に話は弾む、これからについても語りあいながらの楽しい交流。そして、花や野菜を育てたり絵を描く穏やかな日々を送る二人。これは、老齢になってから味わえる幸せであろう。忙しく仕事をしている人こそ観る映画かなと思うが、定年になってから「さぁ、何しよう」では遅いので、老いてからもできる楽しみを、日頃から続けておきたい。さしずめ、自分としては散歩の習慣をつけたいが、用事でもないとなかなか歩かない。

ラジオからモーツアルトが流れる家庭菜園で、体を悪くして横になりながらも、花や野菜の成長をやさしい眼差しで眺める姿にジーンときてしまった。ジャルダン役のジャン・ピエール・ダルッサンは「サンジャックへの道」では、着の身着のままで旅をするいいかげんなおっさんを演じていたが、この映画では地元のもの知りのちょっと頑固なやさしいおっさんだった。ジャン・ベッケル監督は「クリクリのいた夏」でも、家族の長い年月のうつろいを撮っていたが、こういった人生をテーマにしているのであろう。豊かな人生について、再認識させてくれる映画である。

 

小さなトランジスター・ラジオから流れるポップス、ロック、R&Bを夢中に聴いた中学生の頃より、ジャズ喫茶等に通い始めた1969年頃からはジャズ、ブルーズにも興味をもち、今日まで聴き続けてきました。晴れのときも、雨のときもずっと一緒だった、私の大好きなミュージシャンたちのアルバムや曲を取り上げ感想を綴ります。 あなたのお好きなミュージシャンやサウンドが、私の[エンジェルズ・オブ・ミュージック]にあれば嬉しいです。 mail

連載49
The Rolling Stones
[Big Hits Vol.2 / Through The Past, Darkly]
1969年

ストーンズの2枚目のベスト盤で、最初8角形のジャケットで発売された。私が持っているのは、切取れば8角形になるが、残念ながら四角のものである。ここには、シングル発売された大ヒット曲「Jumpin' Jack Flash」「Honky Tonk Women」が入っている。ストーンズの5本の指に入る代表曲であり、Jumpin' Jackは、チャック・ベリーのスタイルを受け継ぎさらに進化させたイントロのギターリフが、ストーンズのスタイルとして確立した曲である。今聞いてもカッコいい大好きな曲である。Honky Tonkもパーカッションとドラムスから始まり、続いてギターリフが入って来る。ゆったりとしたテンポから、次第に盛り上がっていく。カントリー・タッチのスライド・ギターにホーンも入って、アメリカン・サウンドを意識したアレンジ。ブライアンに代わりミック・テイラーが参加、初録音の曲である。

その他のシングル曲は「Ruby Tuesday」「Let's Spend Night Together」「We Love You」「Dandelion」も入っている。Ruby Tuesdayもアメリカ・ビルボードでNo.1になっている。Let's Spend(邦題:夜をぶっとばせ)はアメリカで放送禁止となったが、エド・サリバン・ショーでは言葉を変えてムニャムニャと歌った、お馴染みの映像はよく知られている。We Love You(邦題:この世界に愛を)は足音からドアの閉まる音につづくイントロのピアノが、これもカッコいい。この曲とDandelionは、2002年の2枚組ベスト盤「Forty Licks」には入っていない曲である。

その他に、アルバム「アフターマス」から「Mother Little Helper」「サタニック・マジェスティーズ」から「2000 Light Years From Home」とマックのパソコンCMに流れていた「She's A Rainbow」。そして、ブライアン参加最後のアルバム「ベガーズ・バンケット」から「Street Fighting Man」が収められている。この曲もJumpin' Jack同様にイントロ・ギターリフがカッコいい。アコースティックのギターとドラムスのビートと一体になった疾走感が、今聴いても気持ちを若がえらせてくれる。こんな12曲が収まった、私の青春のアルバムである。

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