2008 No.99

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WHAT'S

連載-AMERICAN PHOTOGRAPHS-43
Washington, D.C.

リンカーン・メモリアル(写真奥)とワシントン・メモリアルの間にある細長いレフレクティング・プールサイド。映画「フォレスト・ガンプ」でここに凄い数の人が集まっているシーンがあったが、シーンとした静けさを満喫。

小さなトランジスター・ラジオから流れるポップス、ロック、R&Bを夢中に聴いた中学生の頃。 そして1969年、ジャズ喫茶等に通い始めた頃からジャズ、ブルーズにも興味をもち、今日まで聴き続けてきました。晴れのときも、雨のときもずっと一緒だった、私の大好きなミュージシャンたちのアルバムや曲を取り上げ感想を綴ります。 あなたのお好きなミュージシャンやサウンドが、私の[エンジェルズ・オブ・ミュージック]にあれば嬉しいです。 mail

連載43
Hank Mobley [Dippin'] 1965年

2曲目の「Recard bossa Noba 」はイーディ・ゴーメが「Gift」というタイトルで歌っていて、CMにもつかわれたことのあるポップなボサノヴァで好きな曲。ジャズのバージョンがあると知って、購入したのがこのアルバムである。ボサノバ・ビートとはやや違うが、ビリ−・ヒギンスが繰り出すビートにのって、親しみやすいメロディ・ラインを、ハンク・モブレイのテナーとリー・モーガンのトランペットが揃って奏でる。心が浮き立つ楽しさである。そして、モブレイの情感溢れるスムーズなソロに続いて、モーガンのきらびやかで勢いのあるソロに、ドラムスのヒギンスもノリノリでグッと盛り上がり、クライマックスとなる。ボサノヴァでファンキーという相反するような組み合わせが、当時、新鮮だったであろう。

この1曲だけででも手放せないアルバムだが、5曲目「I See Your Face Before Me」は一転してしっとりとしたバラードである。2曲目でノリノリの後に、曲を飛ばしてこのバラードにすると、グッと酔えて心地よい。しっとりとしたテナーに続き、トランペットもミュート、ハロルド・メイバーンのピアノも美しい。 1曲目の「The Dip」も、モブレイのオリジナルでニュービート2ホーンという、60年代らしいファンキーな演奏である。当時のジャズ・アルバムの1曲目はこんなノリの良い曲が、よく入れられていた。

オレンジのバックに黒の強いタイトル文字をリズミカルにレイアウト。ただ、文字を切ってずらしているのは、変に複雑になりすぎている。写真を小さく配して、メンバーも小さい文字でラインにして入れ、ブルーノートのマークもくっつけて、下部分の間を開けているのがナイス。当時、ブルーノートのジャケット・デザインを数多く手掛けていたレード・マイルスという人のデザインワークである。

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