2007   

ささやかなゴールデン、
というより、 アイアン・ウィーク
普段から時間のある私にとって、連休は特に嬉しくもないが、私の別荘と呼んでいる京都の山中へ行ってきた。まだ小さい木に、鹿から新芽や若葉を守るケージを取り付けたり、トマトの苗の植えつけを手伝だった。

畑のまわりは手入れがされてないので、雑草が勝手に繁っている。
自然のままの雑草の可憐な花と瑞々しい 緑がとてもきれいに見えた。

水面に映る木々と空、印象派の絵にみえる。
岩についた苔等も、渋い抽象画である。
どうも、見る目がジジイになってきている。

連載-AMERICAN PHOTOGRAPHS-31
Suburb of St.Louis,
Missouri

セント.ルイスから車で数時間のキャンプ場。
女らしいしぐさが、ふと見えたりする。

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WHAT'S

小さなトランジスター・ラジオから流れるポップス、ロック、R&Bを夢中に聴いた中学生の頃より、ジャズ喫茶等に通い始めた1969年頃からはジャズ、ブルーズにも興味をもち、今日まで聴き続けてきました。晴れのときも、雨のときもずっと一緒だった、私の大好きなミュージシャンたちのアルバムや曲を取り上げ感想を綴ります。 あなたのお好きなミュージシャンやサウンドが、私の[エンジェルズ・オブ・ミュージック]にあれば嬉しいです。 mail

連載31
Albert King

[Live Wire]
[Wednesday Night In San Francisco]
[Thursday Night In San Francisco]
いずれも1968年録音

60年代後半、ヒッピーの聖地サンフランシスコににあったフィルモア・オーデトリウム。通称フィルモア・ウエスト。ニューヨークのフィルモア・イーストとともに数々のライブの名盤を生み出した、伝説のライブハウスである。私が1975年に訪れたときには既に無く、ロックのライブは近くのウインター・ランドに変わっていた。イギリスでブルース・バンドが隆盛を極め、それはアメリカでもヒッピーなどのヒップな白人層に、ブルース・ロックのみならず、本来のブルースが見直されてきていた。

2〜3年前の「ブルース・ムービー・プロジェクト」でリチャ−ド・ピアース監督「ロ−ド・トゥ・メンフィス」で、BBキングがインタビューで話していたのが印象的だった。ツアーバスでライブハウスを回っていた頃、サンフランシスコのヒッピーの若い白人がたくさんウロウロしている所に来て、「ここか?こことちゃうで!」と言ったらドライバーが「アドレスでは此処ですけど」というので、恐る恐る行ってみると、フィルモアのオーナー、ビル・グラハムが「良く来てくれたBB!」と歓迎してくれ、ステージに上がったらさっきの若者たちの熱烈な歓迎に感激したというようなことを語っていた。

アルバートのこのアルバム[Live Wire] もそんなフィルモア・ウエストで録音されたものである。時は1968年、ステージの後ろには、カラフルな抽象パターンが動くサイケなスクリーンがあり、たちこめるマリファナの煙でスポット・ライトの線が見える場内に、タメの効いたブルース・ギターが体にギュ−−ンと響いていたであろう。この頃に行ってみたかった。まず、ハ−ビー・ハンコックの「Watermelon Man」で軽やかにシャッフルといった感じ。そして、このアルバムのハイライトは次の10分を越す「Blues Power」である。彼のギターが鳴り始めると、「おぉ!これやがな」という感じ。「エッブリバディ、アンダスタンド ブルーズ」と聴衆に語りかけながら、タメの効いたスローブルースを時には「ハッハッハ」と笑いながら、また「ヒューー」という声を発しながら豪快なギターを聴かせてくれる。他のブルースマンにはあまりみられないファンキーといわれる所以の、キューンと伸びる音がとても心地よい。

ヴォ−カルは、BBキングほどではないにしろ、彼のくぐもったスモーキー・ヴォイスも嫌いではない。左利きの彼は、右用のギターをそのまま使っている。フライングVという、デザインが矢のような形のヘビーメタルのイメージのギターである。ギターを演っている友人K氏によると、シンメトリーで左利きでもネックの下まで指が届くからだろう、ということで納得した。

「ライブ・ワイア−」から11年後の90年に出た「ウェンズデー・ナイト」「サーズデー・ナイト」の同じときの録音の2枚がある。木曜のほうのBBキングやTボーン・ウォ−カーをカバーしている曲は、元祖の方がいいかなと思うが、残りテイクというには内容に遜色のないアルバムである。スタックス・レーベルから1967年に出された代表的アルバムの「Born Under A Bad Sign」の同名曲、スロー・ブルースでカッコいい「Personal Manager」(水曜)「Crosscut Saw」(木曜)のライブ演奏も入っている。この3枚でフィルモア・ライブの全容が聴ける。

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