2005

連載-AMERICAN PHOTOGRAPHS-12
New York, New York

フィフス・アヴェニューのメトロポリタン美術館正面横で、くつろぐ人々。

小さなトランジスター・ラジオから流れるポップス、ロック、R&Bを夢中に聴いた中学生の頃。 そして1969年、ジャズ喫茶等に通い始めた頃からジャズ、ブルーズにも興味をもち、今日まで聴き続けてきました。晴れのときも、雨のときもずっと一緒だった、私の大好きなミュージシャンたちのアルバムや曲を取り上げ感想を綴ります。 あなたのお好きなミュージシャンやサウンドが、私の[エンジェルズ・オブ・ミュージック]にあれば嬉しいです。 mail

連載12
Jimi Hendrix [Are You Experienced]
1967

50年代のチャック・ベリーやリトル・リチャードは、R&Bの枠から飛び出したロックン・ロールをつくり出したイノヴェ−タ−であったように、60年代半ば、当時ブルースが盛んであったブリティッシュ・ロック・シーンで、ジミ・ヘンドリックスはブルースをより新しい感覚のギター・サウンドにしたイノヴェ−タ−であった。エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ピーター・グリーン、ジミー・ペイジたちが、ブルースのコピーを演っていたころ、アメリカ生まれの黒人であったジミにとって、ブルースは幼い頃から体に入ってきていたものであるし、ブルースをコピーすることより、もっと新しいサウンドをつくり出すことに興味があったであろう。1967年、ジミはこのアルバムを発表する。

このアルバムでいちばん好きなのは、やはり「Purple Haze」である。イントロの強いビートと共にジャズ的なコードのはじけるギターのフレーズが、カッコイイ。後半のサイケな雰囲気も最高である。テープの逆回しの効果音の入った「Are You Experienced」もさらにサイケな気分が倍増されて好きである。「May This Be Love」の浮遊感のある音も好きである。その他、ヒット曲「Foxy Lady」「Hey Joe」や正調ブルース「Red House」をはじめ11曲に、プラス、リマスタ−盤は6曲ものボーナス・トラックが満載である。

「Purple Haze」がMacのキューブのCMに使われたことがあった。白バックにシンプルなパソコンと、この曲が流れているだけのものだが、イノヴェ−タ−的曲で新しいパソコンということを感じさせていて、いい曲を流せばそれだけでカッコよくメッセージは伝わると思った。このアルバムでブレイクしてから亡くなる1970年までのわずか4年の短い間に、ライブ盤は除いて生前に出したのはわずか3枚だけ。生き急いで逝ってしまったという感じだが、いまも多くの人に聴き続けられている。亡くなってから、編集盤や海賊盤が数多く出回っていたが、90年代後半から、彼の父の管理の下でリマスタ−されて、製作途中だった「First Rays Of The New Rising Sun」やフィルモア・ライブやBBCセッション等次々と出されている。

what's news

シルクスクリーン版画グループ展

ご来場いただきましたみなさま、
ありがとうございました。
次回に向けて製作に励みます。

ビートにノッてアドリブする 2005
シルクプリント+ミクストメディア
115X180mm