2005

車だけでなく
思い出の昭和グッズも
いろいろ楽しめる
トヨタ博物館---2

 

今月は海外の車。創成期から40年代までのコレクションは多いですが、見たかったサンダーバード、マスタングなど50〜60年代の車はあまりなく残念。その中で目に付いたものと、新館の昭和のコレクションもちょっと紹介しましょう。
博物館内のカフェ
ドラージュ タイプD88-120
(1939 フランス)
ひときわ華やかで優雅なスタイルに目をひきつけられた。後ろ姿は丸みのあるラインにフィンが付いてユニーク。ブルーのボディも美しい。

アルファロメオ6C1750グランスポルト
(1930イタリア)
ブガッティ タイプ35B↑(1926フランス)
戦前のレーシング・スポーツカー。その他SSジャガー100、MGミジェット・タイプTA(どちらも1937イギリス)等々ずらりと展示されている。

 

メッサーシュミット KR200
(1955ドイツ)

航空機メーカーだったメッサーシュミットが、戦後自動車産業へ転身、3輪キャビン・スクーターを生産した。飛行機の名残か、透明のカプセルのルーフがなんともレトロ未来の雰囲気で、とても良い。正面はカエルのような愛嬌のあるマスクでグリーンだったらもっとピッタリであろう。

シボレー・インパラ
(1959アメリカ)
50年代はジャズ、ブルース、ロックンロールや抽象画アート、ビート文学、映画などアメリカの文化が花開いた時期 、車も大型化となり、ユニークなデザインが生まれる。キャディラックのスタイルはお馴染みだが、このインパラのテールフィンも凄い。生産効率や走行性とか何やら?で、あまり特長もなくシンプルになっている現代の車に比べれば、ガソリンをばらまいて走る車だが、デザインでは個性的で見ていて楽しい。

デロリアン(1982イギリス・アメリカ)

見て直ぐ分かる「バック・トウ・フューチャー」のタイムマシンとして使われた車。

懐かしい昭和文化の新館

新館には電化製品はじめ昭和の生活グッズ や雑誌、レコードなどが展示されている。そしてその当時の生活の様子を撮影した写真パネルが壁一面に並べられている。その他、1970年前後のいろんなメーカーの全15段新聞広告やポータブルテレビからは「レナウン・イエイエ」「ゼブラボールペン」「オリエンタル・カレー」はじめ、いろんなCMが流れていた。

左の写真は、懐かしい14型モノクロテレビ。先代の若乃花と栃錦の対戦が流れていて、まさに私の少年時代に夢中になって見ていた頃である。

左下の写真は、ビデオだが映像が流れているズラッと並んだテレビ。昔の電気店にいるような気分になる。今でも町中で見かけることもあるが、写っていることはなく、きちんと整備され映像が写しだされているのが、素晴らしい。

 

左の写真、炊飯器のスタンダードなデザインとなっていた、東芝炊飯器。ゴム製?のローラーに洗濯物をはさんでレバーを回し、脱水していたレトロな洗濯機。Toshibaの前のロゴも懐かしい。その右の赤い缶は花王の電気洗濯機用洗剤。

かっての少年雑誌もたくさん展示されている。「鉄腕アトム」「鉄人28号」などを連載していた「少年」ロゴが切手のデザインになっていたのを思い出した。「赤胴鈴之介」「まぼろし探偵」などを連載していた「少年画報」。その他「冒険王」「まんが王」「少年クラブ」「少年ブック」などの月刊誌もあった。私は「少年画報」をとってもらっていて「ビリー・パック」のファンだった。近所の友達は 「少年」で交換して見ていた。 新年号は10大付録とかで、凄く楽しみだった。

昭和34年日本最初の少年向け週刊誌「少年サンデー」「少年マガジン」発売。スポーツ情報の写真、記事や読み物そして漫画という内容だったが、いつのまにかほとんど漫画という雑誌になっていった。写真の少年マガジンは「長島茂雄選手のすべてが解る」特集、年代は不詳。サンデーの表紙は連載されていた「少年忍者カムイ」。その他「オバケのQ太郎」「おそ松くん」「ワンダー3」「ミラクルA」「走れはやて」などが連載となっている。昭和40年60えん。

ノスタルジーなアメリカ映画で見たことがあるガソリンスタンド。 レッド・クラウンという王冠を被ったデザインにアナログの目盛りがレトロ。右のコレクションもロゴ、デザインがカラフルで見ていて楽しい。

トヨダAA型乗用車(1936)

最後にトヨタの新旧の車、登場。この AA型の頃はトヨダと呼んでいたそうである。博物館1階ロビーに展示してある、トヨタ初の生産型乗用車。これは博物館にしか残ってないそうだ。

トヨタMTRC

愛・地球博のトヨタ館に展示してあったエコカーでスポーツカーのMTRC。
モーター・トライアスロン・レース・カーの略。

連載-AMERICAN PHOTOGRAPHS-08
Pueblo, Colorado

となりんちのゲイブリルくん。25年前に撮った写真だから、もうすっかり逞しい男になっているだろうが、元気してるかな。

小さなトランジスター・ラジオから流れるポップス、ロック、R&Bを夢中に聴いた中学生の頃。 そして1969年、ジャズ喫茶等に通い始めた頃からジャズ、ブルーズにも興味をもち、今日まで聴き続けてきました。 晴れのときも、雨のときもずっと一緒だった、私の大好きなミュージシャンたちのアルバムや曲を取り上げ感想を綴ります。 あなたのお好きなミュージシャンやサウンドが、私の[エンジェルズ・オブ・ミュージック]にあれば嬉しいです。 mail

連載008
Sly & Family Stone [There's A Riot Goin' On] 「暴動」 1971

ウッドストックの映画で「I Want To Take You Higher」のパフォーマンスで強烈なインパクトを脳裏に焼き付けたスライは1971にこのアルバムを発表する。タイトル曲が6曲目に表記してあるが、何も聞こえない8秒間の無音という試みが面白い。何といってもハイライトはこのアルバム最後の曲「Thank You For takin' To Me Afica」という曲である。通称「サンキュー」といっているが、カッコイイファンクである。ジェイムス・ブラウンのホットでハイテンションのファンクとは異なったクールで、ゆったりと重く繰り出すベースとドラムスがシンクロして延々と続くこのビートが最高である。合間に入るギターのカッティングもカッコイ。7分15秒という長さだが、もっとこのビートに浸っていたい気分である。ベスト盤にはこの曲のアップテンポの別バージョンが入っているが、断然こちらがいい。

もう1曲特に好きなのが「Just Like Baby」こちらはゆったりしたブルース・ビートだが、やはりクールで延々と続く感じが良い。「Family Affair」「Runnin' Away」というポップなヒット曲もこのアルバムに入っているが、全体は前作のアルバム「Stand]とは異なりクールなファンクで聞いていると次第に自分の中へと沈んでいく感じである。

ジャケットの風に揺れている星条旗の星の形が、実際のものとは異なっている。これは、建前の星条旗(アメリカ)ではなく、当時のベトナム戦争や公民権運動の圧迫、黒人家庭の崩壊、ドラッグ、犯罪などの問題を抱えた現実の本音のアメリカというような意味が込められているのであろうか。全面星条旗の大胆なデザインである。ジャケットの背にSLY…とタイトルが入っているが、裏表にはSly & Family StoneのSの字すらなく、曲名、メンバー、録音のクレジットなども一切ない。日本版には日本語の曲名と解説のシートが一枚中にあるだけである。「ブロンド・オン・ブロンド」「ツェッペリン「」など、当時そんなジャケットがちょっと流行っていたということもある。

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