小さなトランジスター・ラジオから流れるポップス、ロック、R&Bを夢中に聴いた中学生の頃。 そして1969年、ジャズ喫茶等に通い始めた頃からジャズ、ブルーズにも興味をもち、今日まで聴き続けてきました。 晴れのときも、雨のときもずっと一緒だった、私の大好きなミュージシャンたちのアルバムや曲を取り上げ感想を綴ります。 あなたのお好きなミュージシャンやサウンドが、私の[エンジェルズ・オブ・ミュージック]にあれば嬉しいです。 mail

連載003
ハービー・マン [メンフィス・アンダーグラウンド]
Herbie Mann/Memphis Underground 1969

ジャズの聴き始めは1968年にFM大阪が開局して、ステレオ放送の時代到来!オーディオも、これからのステレオはコンポーネント!という頃。最初はとりあえずトリオ、今のケンウッドのチューナーとプリメイン・アンプが一体型になったレシーバーとヘッドフォンを買った。その頃、人気の出始めた渡辺貞夫の「ナベサダとジャズ」という番組が夜11時頃にあり、よく聴いていた。サンケイ・ホールの公開録音にもハガキを出して行ったこともあった。その番組のテーマソングが何故かナベサダではなく、ハービー・マン演奏のR&Bの「ソウル・マン」?かなんかの曲で、R&B好きだったので気に入っていた。そのハービー・マンが、当時新譜を出したのがこの「メンフィス・アンダーグラウンド」さっそくレコードを買った。しかし、プレーヤーが無いので家では聴けず知人のところでかけてもらって聴いていたが、我慢ができずにしばらくしてサンスイのプレーヤーも買った。

レコードが聴けるようになって、次に買ったのは、梅田の富国生命ビルから阪急東通りに入ってすぐのところにあったレコード店で「初心者はこれがいいんじゃない」とブルーノート盤のオムニバスを薦められた。それはリー・モーガンの「サイド・ワインダー」やマイルスとキャノンボール共演の「枯葉」やハービー・ハンコック、ホレス・シルバー等の演奏が入っていて、気に入って聴いていた。それから神戸、大阪のジャズ喫茶へちょこちょこ通うようになり、ジャズへの興味はどんどん拡がっていった。

「メンフィス・アンダーグラウンド」は知人に貸したまま、あまり会うことも無くなり30数年そのままになって忘れていた。昨年、中古レコード店でLPを見つけジャケットを暫く眺めていた。そこで偶然にCDも見つけ購入した。聴いてみると懐かしく、楽しく、嬉しい気分。タイトル曲はビートがウイルソン・ピケットのヒット曲「マスタング・サリー」と全く同じ。それが、とても心地よく7分ほどの曲だが、レコード片面の20分ぐらいやってくれたらいいのにと思うぐらいである。

60年代後半から70年代初めに流行ったJBやスライやハービー・ハンコック等のファンクやジャズ・ファンクのドラムスとベースが紡ぎ出す、延々と続くシンプルでカッコいいビートが大好きな私は、このアルバムのメンフィス・リズム・セクションのビートも当然好きである。その他の曲では、サム・アンド・デイブのヒット曲「ホールド・オン、アイム・カミン」そして、アリサ・フランクリンの「チェイン・オブ・フール」もノリノリである。ただ、リーダーのハービー・マンのフルートをぐっとおさえて、アブストラクトなソニー・シャーロックのギターと軽やかなロイ・エアーズのヴィブラフォンを全面に出してくれたら、もっといいのにと思うが…。ハービー・マンはバンマスとして、新人発掘がなかなかうまく、上記のメンバー以外にもギターのラリー・コリエル、「ホールド・オン、アイム・カミン」ではミロスラフ・ヴィトウスがフェンダー・ベースを弾いている。  what's news

謹 賀 新 年 2 0 0 5

今年は個展をする予定ですので、ご高覧いただきますようお願いいたします。
と言っておいて、
プレッシャーをかけないとやる気を出さない自分に 言い聞かせています。
健康に気をつけ、ガンバル年にしたいと思います。

 

連載-AMERICAN PHOTOGRAPHS-03  
Chicago, Illinois

シカゴの美術館、アート・インスティチュートで。

 

2005