シルクスクリーン版画
グループ展のお知らせ

私が通っているシルクスクリーン版画教室のメンバーによるグループ展です。案内カードで6名の作品をちらっとお見せしていますが、個性いろいろの作品をお楽しみください。私は4点出展します。

南森町から天満橋界隈で仕事をされているみなさん、画廊までそう遠くはありませんので気分転換に覗いてください。

営業で市内を回っておられる方、休憩に来てください。所用で梅田、淀屋橋、北浜方面へお出かけの方も、ちょっとお立ち寄りいただきご高覧ください。また、シルクスクリーン版画に興味をお持ちの方は是非お越しください。

私は月曜と土曜のお昼からは、必ず画廊におります。平日は夕方に居るときもあると思います。

10/11(月・祝)〜16(土)
午前11時〜午後7時(最終日は5時)
マサゴ画廊 TEL6361-2255
北区西天満2-2-4(裁判所 西の細い道入る北側)

印象に残る映画は人それぞれです。生い立ちや見たときの状態で共感したり、目に焼き付いた映像、忘れられない台詞、的を得たグッとくるサウンド、主人公に感情移入する演技やストーリー展開。アクション、コメディ、ホラー、ミュージカル等々好みのタイプでいろいろです。
私が見た好きな映画100本の印象を綴りながら連載しています。遥か前に見た記憶なので思い違いがあると思います、お気づきの点や共感されたこと、違う見方のご意見がございましたらメールをお願いします。

連載100
昼顔「Belle De Jour]フランス 1966
監督: ルイス・ブニュエル
出演:カトリーヌ・ドヌーブ、ジャン・ソレル、ジュヌピエーブ・パージュ、ミッシェル・ピコリ

カトリーヌ・ドヌーブの3作目23歳のときである。4年後、再びブニュエル監督の[哀しみのトリスターナ]に出演している。最近の映画を観ても大人を感じる美しいマダムだが、23歳の若さの彼女は当然美しい。貞淑な人妻が鞭で叩かれたり、木に縛らて泥を投げつけられたりするがこれはマゾな夢想なのか。裕福な生活で夫のことを愛しているにもかかわらず、夫の友人に聞いた秘密の娼館に足が向かってしまい、そこで昼顔という名の娼婦になる。これも性的に満たされない空想なのか、はたまた平穏で退屈な生活に刺激を求める妄想なのか。人間の精神と肉体の矛盾する二面性を表しているのか?そこには変態の医者?や、変な東洋人、やくざな男達がやって来る。お客が帰った後もベッドに横たわったまま、余韻を感じているドヌーブの気怠い表情がいい。 また、カフェで紳士にアルバイトをしないかと誘われ、大きな屋敷の中を素肌に黒いベールだけを頭から被って歩くシーンは、お尻が黒いベールから透けて見えてなんとも官能的であった。

デビット・リンチ監督も幻想のようなシーンの多い映画をよく撮っている。この映画でやくざの男の歯が総金歯だったが、これはリンチ監督の「ワイルド・アット・ハート」でウイリアム・デフォーが演じた男も確か総金歯だった。こんなところでも、ブニュエル監督が好きではないかと思われる。その総金歯のやくざの男も夫とは異なるアクの強いセクシーな男を求める彼女の空想なのかもしれない。

ブニュエル監督の作品は難解なものが多いが、最後のシーンは、今と未来が同時になっているのか、現実と願望なのか、それともすべて幻想なのか。デビット・リンチ監督の「マルホランド・ドライブ」のように、不明瞭な余韻の残る「訳わからんのが、何か好き」という映画である。

 

ついにというのか、やっとというのか連載No.100となりました。2000年7月から始めて4年以上かかりました。実はブルーズのドキュメンタリー映画を100番目にしようと思って8月頃から待っていたのですが、上映予定が11月まで延びてしまい、この「昼顔」が最後の映画となりました。しかし、これでマイ・フェイバレット・シネマ100がこれで完全に決定かというと、そうではないです。随分前に観た映画をその時の感動の記憶で書いたものが、最近観るとそうでなくなったりしている場合があります。時の流れとともに、私の心境や好みも変化して来ているからでしょう。 一応区切りの100として、これから出会う映画を楽しみにしています。拙い文章を読んでいただいたみなさま、誠にありがとうございました。

来月からは、好きな音楽について連載する予定です。また、ちょこっと覗いてください。これからもよろしくお願いします。
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