今年のソメイヨシノ

大阪は3月末から咲き始めたが、4月前半は雨が少なく強い風も吹かなかったので、長い間咲いていた。3日にかなり雨が降ったときは、まだ3〜5分咲で、雨に散ることもなく、9〜10日が満開で次第に散っていった。

写真は大阪城桜門にて

印象に残る映画は人それぞれです。生い立ちや見たときの状態で共感したり、目に焼き付いた映像、忘れられない台詞、的を得たグッとくるサウンド、主人公に感情移入する演技やストーリー展開。アクション、コメディ、ホラー、ミュージカル等々好みのタイプでいろいろです。
私が見た好きな映画100本の印象を綴りながら連載しています。遥か前に見た記憶なので思い違いがあると思います、お気づきの点や共感されたこと、違う見方のご意見がございましたらメールをお願いします。

連載091
七人の侍  日本1954

監督:黒沢明
主演:三船敏郎、志村喬、津島惠子、藤原釜足、加東大介、木村功、千秋実、宮口精二、小杉義男、左ト全、稲葉義男、東野英治郎、上田吉二郎、多々良淳、島崎雪子他

アルハンブラというLAの近郊に居た頃、隣町のサウス・パサディナにある名画座に時々観にいっていた。2本立ての場合には組み合わせにセンスがあり、[カサブランカ]と[ボギー!俺も男だ]では開演ギリギリに映画館にたどり着き「ボギー!‥」のイントロに[カサブランカ]のエンディングが出てきて時間を間違えたのかと思ったこともある。そこでは[酔いどれ天使][生きる]なども観たが、黒沢映画は人気がありお客も多かった。英語のスーパーが入るのが面白かったが、[Seven Samurais]は叫んでいるような台詞で何を言っているのか分からないシーンも多く、スーパーを見比べながら観た記憶がある。

いうまでもなく、黒沢監督の代表作であり代表的日本映画でもあり、ハリウッドの監督にもおおいに影響を受けている作品である。何といっても印象にのこるのは、雨の中の戦いであるが、食うに困った浪人が登場するシーンもそれぞれのキャラクターがでて興味深い。薪を構えて戸口に隠れて浪人の反応をためすシーンで、殺気を感じて「ご冗談でしょう」と軽くあしらうところは流石「できる!」であるが、三船敏郎扮する菊千代は思い切り打たれていた。所々にユーモアを交えて堅苦しさをおさえているのも好きである。

竹で要塞を築き、村人も竹槍で訓練をし盗賊の来襲にそなえ待つ、その静まったときと戦いのときとのメリハリが利いて効果的、クライマックスの激しい戦いが手に汗握る展開である。志村喬扮する指揮官の戦略も興味深い。弱者にやさしい思いやりのある、力強い作品である。

 

連載092
サボテン・ブラザーズ[Tree Amigos!]USA 1986
監督:ジョン・ランディス

主演:スティーブ・マーチン、チェビー・チェイス、マーティン・ショート、トニー・プラナ

[七人の侍]のリメイクが[荒野の七人]でそのリメイクがこの映画で、いってみれば[七人の侍]の孫のようなものであろうか。お祖父ちゃんの大きくした同族会社が孫の代では放蕩息子が遊び呆けているケースがある。この[サボテン・ブラザーズ]は[七人の侍]からみるとヨレヨレだが、面白いコメディとなっている。7人ではなく3人になっているのはお気軽な感じだが、「スリー・アミーゴス!」というかけ声が派手なメキシカン・スタイルの衣装と相まって楽しい。

ジョン・ランディス監督といえば[星の王子ニューヨークへ行く][大逆転][ブルース・ブラザーズ][アニマル・ハウス]などなどコメディ専門のような監督だが、だいたいどれも好きである。どの映画でも人気のTVコメディ番組[サタデー・ナイト・ライブ]に出演したコメディアン達が楽しませてくれる。盗賊のアジトに忍び込んで「手を揚げろ!」これでは手の唐揚げができてしまう。ではなくて「手を上げろ!」というときに横を見ると仲間二人が銃を捨てて手を上げているのは吉本新喜劇的だが、予想もしてなくて最高だった。

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