私の一点展にご来場頂きありがとうございました。
また 最終日の午後から来られた方々には誠に申し訳ありませんでした。

案内には6時までとなっていましたが、会員メンバーによって2時過ぎからかたずけられたようです。 私は後かたづけを手伝うつもりで、3時半に行きましたが既に梱包の真っ最中で、 何も見ることができませんでした。 その夜、友人から電話があり「2時過ぎに行ったら壁からはずしてた」と言われ。また、ギャラリーの方々は5時30分頃に行かれた事を後日聞きました。
最終日は少し早く終わってかたづけるのは普通ですが、いくら何でも2時過ぎは早すぎる。それも6時までと表示をしておきながらです。コミュニケーションを仕事にしている人達にしては、ずさんです。 心よりお詫び申し上げます。

印象に残る映画は人それぞれです。生い立ちや見たときの状態で共感したり、目に焼き付いた映像、忘れられない台詞、的を得たグッとくるサウンド、主人公に感情移入する演技やストーリー展開。アクション、コメディ、ホラー、ミュージカル等々好みのタイプでいろいろです。
私が見た好きな映画100本の印象を綴りながら連載しています。遥か前に見た記憶なので思い違いがあると思います、お気づきの点や共感されたこと、違う見方のご意見がございましたらメールをお願いします。

連載047
ローカル・ヒーロー 夢に生きた男[Local Hero] イギリス1983
監督:ビル・フォーサイス

主演:バート・ランカスター、ピーター・リガート

先日TVのチャンネルを変えていたら、モナコ・グランプリの車のレースをやっていた。毎年思うことだが、同じところをグルグル回って何が面白いのかと思う。おまけに、凄まじい騒音と大量のガソリンの排気ガスををまき散らしている。車が速く走るのが自慢なのは20世紀のことである。もう時代遅れのレースは止めて21世紀は環境を汚染しない太陽電池などのクリーンなエンジン開発のレースにすべきである。

20世紀には開発といって道路やダム、干拓・埋立てなどがおこなわれたが、今では環境破壊という見方になっている。日本の公共事業が必要以上や無駄に行われたり、数十年前に決まったことが、時代は変わって必要性がなくなっているにもかかわらず、まだやろうとしている。自分の人気とりや利権しか考えていない政治屋と変化に対応する柔軟性がない役人、というより面子を気にして責任を取りたくないので変えようとしない。そして、税金はいくらでも湧いて出る湯水と思っているようである。最近になってようやく見直す気運がほんのわずかだが出てきた。

日本語の[夢に生きた男]はピンと来ないタイトルだが、この映画は美しい環境を守る話である。民間会社だからできることなのかもしれない。アメリカ・ヒューストンにある大手石油会社はスコットランドに石油コンビナート建設を計画する。ポルシェでフリーウェーを突っ走るバリバリの?一人のビジネスマンが土地の買収に派遣される。理由は単純、マッキントシュ、マッカートニー、マックイーン、マックダナルド、マックフライ、マッコウクジラと同様?彼の名がマッキンタイアーで社長から「お前のルーツのところだから故郷へ行って来い」ということになった。そこはホテル兼レストラン兼パブが一軒だけの小さな漁村。村人と交渉と交流をしながら、のんびりした時の流れのなかで、美しい空、ビーチ、海に触れて心が柔らかくなっていく。夕焼けのビーチのショットがいい。ときには夜空の流星群や七色に変化するオーロラに興奮して、天体好きの社長に電話する‥‥

特に何の盛り上がりもない映画だが、美しい自然が人の心をなごませることを静かに物語っている。淡々とした中に、ふっと微笑ませるギャグを随所に散らばせて、しあわせな気分にさせてくれる。ヒューストンに帰ってきて、窓から都会の夜景を眺めると、浮かんでくるあの美しい空とビーチと海、そして村の人達のゆったりした暮らし。


連載048
チャイナタウン[Chinatown]USA 1974
監督:ロマン・ポランスキー

主演:ジャック・ニコルソン、フェイ・ダナウェイ、ジョン・ヒューストン

かなり前に「さらば愛しき人よ」を読んだぐらいで、レイモンド・チャンドラーの世界はもうほとんど忘れてしまったが、30年代、ロサンジェルス、私立探偵といえば=ハードボイルドである。そのエッセンスをまさにこの[チャイナタウン]が映像にしたものであろう。古きよき時代のLAの雰囲気が楽しめる映画である。ジェリー・ゴールドスミスの物憂い美しいメロディも素晴らしく、イージーというかレイジーなLAのノスタルジーな気分がよくでている。

1975年にアメリカへ行ったときに飛行機で知り合いになった人と彼の知人をハリウッドに訪ねた事があった。サンセット・ブルバードからも近く、通りから玄関までのアプローチに芝が植えられていて、映画でもよく見かける平屋建ての典型的なスタイルの家だった。見知らぬ者が突然伺ったのに歓迎していただき、夜、LAのチャイナタウンでごちそうになった。日本ではあまり食べない鳩の丸焼きが出て来てびっくりしたのを覚えている。当時の神戸は中国人経営の中華料理店は元町辺りに多かったが、ひとつのエリアに固まっているわけではなく、南京町は今のような再開発される前で寂れていた。そんなことで、初めてチャイナタウンを見てエキゾチックな感じがした。特に街の入り口にある門に灯りがついて華やいだ感じだった。

ジャック・ニコルソン扮する私立探偵が、深追いするのを脅されて鼻の穴にナイフを入れられ切られる。 そして、鼻に大きなガーゼを当てていたのが、印象的である。主役がそんな顔でずーと出ているというのが、ポランスキー監督のユニークなセンスである。探偵は依頼人と何度か会ううちに、好きになってしまう。そして、衝撃的な事実を知ることになる。
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